
コラム
「自然が生み出した芸術品 鑑賞石」2016/11/07

石を愛でる文化、「愛石趣味」とも言いますが、日本では鎌倉時代の頃から石を鑑賞するという伝統文化があるのをご存知でしょうか。
当時は天皇を始め、武将や上流階級でのみ楽しまれていた文化ですが、近代以降は大衆化され、多くの「愛石家」が誕生しました。
昭和40年頃になると空前の「石ブーム」が沸き起こり、愛石家達はより良い「秀石」を求めて銘石の産地へとこぞって押しかけたといいます。
そんな日本人を魅了してやまない鑑賞石や銘石は、一体普通の石とどこが違うのでしょうか。

緑岩または輝緑凝灰岩で、その中に菊の花弁のような模様が散在しています。中でも岐阜県根尾谷産のものは菊の花模様がはっきりとしているのが多い為、菊花石の最高峰とも言われています。今では特別天然記念物に指定されている為、採掘ができなくなっており、より希少価値が高まっています。
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