コラム
「人間国宝 十四代今泉今右衛門の作り出す色絵磁器の魅力」2016/10/24
十四代今泉今右衛門は、佐賀・鍋島藩の御用窯「鍋島藩窯」の御用赤絵師を代々務めていた今泉家の次男として生まれました。
立体造形やクラフトデザインを学ぶべく、1985年に武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科に入学しました。
しかし入学後には家業である「陶芸」ではなく、「金属」による現代彫刻に興味を持ち、先駆的な活躍で現代陶芸に新風をまき起こした前衛陶芸家「鈴木治」に師事し、陶芸による現代美術表現に取り組み、独自の感性と美意識を高めていきました。
1990年以降は、人間国宝でもある父、十三代今泉今右衛門のもとで色絵磁器の陶芸技術を習得し、2014年に陶芸家としては最年少となる人間国宝に認定されました。
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