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「益子焼の発展に尽くした 浜田庄司」2016/11/14

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今や若い女性からも人気の「益子焼」。その人気の理由は「素朴でかわいい」という事ですが、買い手側のみならず作り手側からも人気を集め、益子では毎年多くの若手陶芸家を生み出しています。

そんな若者達を魅了してやまない益子焼ですが、元々は農家用の雑器や、日用の器ものなどを陶工が半農半陶でつくる窯でした。幾度となく廃窯の危機に見舞われてきましたが、1人の人物によって「益子焼」の名は全国的に知られるようになり、その歴史は見事に塗り替えられたのでした。

その人物こそ、「民芸陶器」で重要無形文化財に認定された浜田庄司です。


浜田庄司誕生から益子焼との出会い


ningenkokuhou161894年、浜田庄司は神奈川県川崎市に生まれ、東京高等工業学校窯業科へ入学しました。在学中、師であった板谷波山に益子の山水土瓶を見せてもらったのが益子焼との最初の出会いでした。この山水土瓶を見た時に、子供の頃にもこの土瓶でお茶を注いでいた事を思い出し、「益子」の名を記憶に留め、その後初めて益子を訪れたのはそれから14年後の事でした。

しかしその後すぐにバーナード・リーチとイギリスへ行き、英国西南端にあるセント・アイヴスで作陶しながら英国の伝統技法や生活に対する堅実な信念を学びました。この3年半に及ぶ英国での制作がその後の仕事の基礎となり、さらに英国での健康で自由な田舎暮らしに強い感銘を受け、帰国後は東京の郊外である益子への移住を決心する事となったのです。

 

若き陶芸家達のカリスマ的存在に


益子に移ってからは、暮らしにも仕事にも一途に8健康さを求め、窯も轆轤も土もそして釉(うわぐすり)もすべて益子のものだけを使って制作しました。また、半農半陶の生活をしながらも、沖縄を始め日本各地の民窯を訪ね、民芸雑器の素朴で逞しい美を伝統的技法を吸収し、自身の作品にそれらを投影させました。

今でこそ「田舎回帰」という言葉が当たり前のように言われるようになりましたが、浜田庄司が生きたその時代に、都市からあえて田舎を選び、健康な暮らしを制作の基盤に据えようなどとは作家としてはきわめて異例の生き方でした。
そうした生き方に賛同した若き陶芸家達は、浜田庄司の後を追って益子に移りました。弟子の中には浜田と同じく人間国宝に認定された島岡達三もいます。

重厚で力感に溢れた作品は、今でも多くの人々を魅了し、その功績は地方民窯の維持を保ち、発展し続けています。

 

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