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「銅鑼作りのパイオニア 魚住為楽」2017/12/11

158魚住為楽は銅鑼という特殊な金属工芸の分野で、他に比べる者がいない斯界の第一人者として、昭和30年に重要無形文化財「銅鑼」の技術保持者に認定されました。一般に工芸技術は、完成した作品が見せる形や加飾などの美しさが評価の対象となりますが、魚住為楽の銅鑼は、形や姿に加えて「音色」そのものも評価の対象となったいう、極めて異例な認定となりました。


桶制作から仏具制作へ


銅鑼は中国やタイなど、東南アジア諸国に広く普及して
159おり、日本においては中国から伝わり、宗教的儀式に使われるようになりました。やがて軍陣用、歌舞伎、船舶の出帆の合図などとして使用されましたが、次第に茶席での茶道具の一つとして用いられるようになり、形・音色ともに洗練されていきました。

魚住為楽が銅鑼に出会ったのは、家業の桶職が不振になり、大阪の仏具金物制作所に勤めるようになってからです。仏具師の山口徳蔵からは仏具制作を学び、その傍ら砂張の仏鈴の鋳造を独自に研究。もともと音色に対する鋭敏な感覚に恵まれていた為楽は、その後砂張銅鑼の制作を志すようになりました。大正6年には故郷金沢に戻り、本格的に銅鑼の制作を始めるようになりました。


銅鑼制作に燃える


160昭和10年5月、為楽が銅鑼造りの名工として世に出る記念すべき日が訪れます。この日、金沢の工芸奨励会鑑監査のため、美術院長で東京美術学校長の正木直彦が、図案の島田佳矣、陶芸の板谷波山、金工の香取秀真清水亀蔵、漆芸の六角紫水を同行し金沢に来ていました。これらの人たちを加賀象嵌作家の山川孝次に紹介され、これをきっかけに彼らに技術を認められ、中央に知られる事になりました。
翌年帝展に1尺2寸の銅鑼を初出品し、見事入選。審査員もこの珍しい銅鑼という楽器に驚きを隠せませんでした。当時の新聞に「帝展会員の香取秀真ですら“これだけのものを作る者は帝展会員でもいない”とほめたいう」と報道された程です。
為楽が制作した銅鑼は、形や色が美しいというだけでなく、その音色が優れている事は誰しもが認めています。鳴り物の作家として卓越した技術を示し、1955年に重要無形文化財「銅鑼」の保持者として認定されました。その制作技術のすべてを継ぐはずであった長男が戦死したため、孫の安彦(三代魚住為楽)に受け継がれています。



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