1915年、鴨下春明は東京に生まれました。高等小学校卒業後、伯父であり江戸金工の流れを汲む彫金家・桂光春に師事しました。1940年に独立し、戦後は日展や日本工芸展、日本伝統金工展、伝統工芸新作展などに小金具などを中心に出品。独創的なデザインと緻密な技術を駆使し、数センチ四方の小さな作品の中に自然に生きる動植物を見事に表現し受賞を重ねました。1999年重要無形文化財「彫金」保持者に認定。2001年勲四等瑞宝章。


1915年　東京に生まれる
1965年　第12回日本伝統工芸展初入選
1969年　第9回伝統工芸新作展　日本工芸会東京支部賞
1970年　第17回日本伝統工芸展日本工芸会会長賞
1992年　第22回伝統工芸日本金工展より特待者
1999年　重要無形文化財「彫金」保持者に認定
2001年　勲四等瑞宝章
2001年　逝去