コラム
「急須の価値を高めた 三代山田常山」2017/06/26
急須といえば常滑焼。
常滑焼といえば急須。
「急須」もしくは「常滑焼」といわれると、滑らかな表面の朱色の急須を思い浮かべる人が少なくないと思います。自らが持っていなくても、実家や親せきの家の食卓に、空気のように自然と溶け込んでいる風景が目に浮かぶ人もいる事でしょう。日本人にとっての「お茶」は、着物を着て抹茶碗でいただく「お抹茶」より、普段着で日常に飲む「煎茶」を指す事の方が圧倒的に多く、煎茶を入れる為の急須はお鍋やフライパンと同じ位、生活に欠かせない道具でした。
その日常の道具、「急須」の価値を高めようと、生涯にわたって急須一筋に歩み続けた陶芸家がいます。常滑に生まれ常滑で育った三代山田常山。彼は日本で初めて「常滑焼(急須)」で人間国宝に認定された陶芸家でもあります。
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