中川浄益は正統的な茶道具を制作する千家十職の代々続く金物師です。


【系譜】
初代　　　紹益(紹高)　　1559年-1622年
　　　　　1559年　生まれ
　　　　　　　　　 千利休の指導のもと茶道具制作を手掛ける
　　　　　　　　　 北野大茶会で制作したやかんが使用され
　　　　　　　　　 以後「利休やかん」と呼ばれる
　　　　　1622年　逝去

二代　　　浄益(重高)　　1593年-1670年
　　　　　1593年　京都府生まれ
　　　　　　　　　 初代中川紹益長男
　　　　　　　　　 諱「重高」名「浄益」通称「太兵衛」号「秋誉浄益」
　　　　　1670年　逝去
　　　　　　　　　
三代　　　浄益(重房)　　1646年-1718年
　　　　　1646年　京都府生まれ
　　　　　　　　　 二代中川浄益長男
　　　　　　　　　 諱「重房」名「浄益」通称「長十郎」（後に太兵衛）号「甫誉浄益」
　　　　　1718年　逝去

四代　　　浄益(重忠)　　1658年-1761年
　　　　　1658年　生まれ
　　　　　　　　　 諱「重忠」名「浄益」通称「源吉」号「一誉浄益・友寿」
　　　　　1761年　逝去

五代　　　浄益(頼重)　　1724年-1791年
　　　　　1724年　生まれ
　　　　　　　　　 四代中川浄益三男
　　　　　　　　　 諱「頼重」名「浄益」通称「吉右衛門」号「真誉浄益」
　　　　　1791年　逝去

六代　　　浄益(頼方)　　1766年-1833年
　　　　　1766年　京都府生まれ
　　　　　　　　　 五代中川浄益長男
　　　　　　　　　 諱「頼方」名「浄益」通称「吉右衛門」号「長誉浄益」
　　　　　1833年　逝去

七代　　　浄益(頼実)　　1796年-1859年
　　　　　1796年　京都府生まれ
　　　　　　　　　 六代中川浄益長男
　　　　　　　　　 諱「頼実」名「浄益」通称「吉右衛門」号「貞誉浄益」
　　　　　1859年　逝去

八代　　　浄益(幾三郎)　1830年-1877年
　　　　　1830年　生まれ
　　　　　　　　　 諱「紹興」名「浄益」通称「吉右衛門」号「明誉浄益」
　　　　　1877年　逝去

九代　　　浄益(益之助)　1849年-1911年
　　　　　1849年　京都府生まれ
　　　　　　　　　 八代中川浄益長男
　　　　　　　　　 諱「紹芳」名「浄益」通称「益之助」号「専誉浄益」
　　　　　1911年　逝去

十代　　　浄益(淳三郎)　1880年-1940年
　　　　　1880年　京都府生まれ
　　　　　　　　　 九代中川浄益長男
　　　　　　　　　 諱「紹心」名「浄益」通称「淳三郎」号「芳誉浄益」
　　　　　1940年　逝去

十一代　　浄益(紹真)　　1920年-
　　　　　1920年　京都府生まれ
　　　　　　　　　 十代中川浄益長男
　　　　　　　　　 諱「紹真」名「浄益」通称「吉右衛門」