大隅俊平は1932年、群馬県太田市に生まれました。昭和27年に後の人間国宝宮入行平に師事し、作刀技術を学びました。昭和33年太田市に戻り独立。その後「新作名刀展」において最高位の正宗賞を3度受賞、平成9年には重要無形文化財保持者（人間国宝）に認定されるなど作刀一筋の道を歩みました。「直刃の大隅」と称賛され直刃一筋に邁進しました。


1932年　群馬県生まれ
1952年　刀匠・宮入昭平に師事
1958年　作刀技術発表会初出品（優秀賞受賞）
1958年　第1回新作名刀展出品（以後平成21年まで連続出品）
1967年　新作名刀展特賞受賞（以降6年連続受賞）
1971年　伊勢神宮へ御神刀太刀（直刀）三口献納
1972年　新作名刀展無鑑査となる（以後無鑑査出品）
1974年　第10回新作名刀展にて正宗賞受賞
1976年　第12回新作名刀展にて正宗賞受賞
1977年　群馬県指定重要無形文化財保持者に認定される
1978年　第14回新作名刀展出品にて正宗賞受賞
1981年　高松宮殿下へ御守刀（短刀）献上
1983年　高松宮妃殿下へ御守刀（小太刀）献上
1984年　伊勢神宮へ御神宝太刀（直刀）二口献納
1986年　高松宮殿下へ御守刀（太刀）献上
1988年　太田市名誉市民に推挙される
1989年　伊勢神宮へ御神宝鉾二口献納
1993年　群馬県功労者表彰を受ける
1997年　重要無形文化財「日本刀」保持者に認定
1999年　紫綬褒章を受章
2001年　敬宮愛子内親王御守刀謹作（短刀）
2005年　旭日中綬章を拝受
2009年　逝去