坂倉新兵衛は萩焼の李勺光から始まる名門です。坂倉家の当主が代々 襲名しており、萩焼窯元の中でも長い伝統を誇ります。
十四代坂倉新兵衛は萩焼技法の古式を継承する第一人者で、端正な気品と温かみの溢れるような柔らかな美しさが「新兵衛茶陶」といわれ愛好されました。
十五代坂倉新兵衛は地元伝統の萩焼で茶陶を中心に作陶しています。


【系譜】
初代　　李勺光
二代　　山村新兵衛光政　　 生年不詳-1658年
三代　　山村平四郎光俊　 　生年不詳-1709年
四代　　山村弥兵衛光信　 　生年不詳-1724年
五代　　山村源次郎光長　 　生年不詳-1760年
六代　　坂倉藤左衛門　　 　生年不詳-1770年
七代　　坂倉五郎左衛門　 　生年不詳-1792年
八代　　坂倉半平　　　　 　生年不詳-1822年
九代　　坂倉平助　　　　 　生年不詳-1850年
十代　　坂倉九郎衛門　　 　生年不詳-1857年
十一代　坂倉新兵衛　　 　　生年不詳-1897年

十二代　坂倉新兵衛　　　　　
　　　　1881年　山口県生まれ
　　　　1956年　山口県指定無形文化財認定
　　　　1957年　日本工芸会正会員
　　　　1960年　逝去

十三代　坂倉新兵衛　　　　 生年不詳-1945年

十四代　坂倉新兵衛　　　　　
　　　　1917年　山口県生まれ
　　　　 　　　　十二代三男　号「宗治」
　　　　1966年　日本工芸会正会員
　　　　1972年　山口県指定無形文化財認定
　　　　1975年　逝去

十五代　坂倉新兵衛　　　　　
　　　　1949年　山口県生まれ　　　　
　　　　　　　　十四代長男　　　　　
　　　　1974年　東京芸術大学大学院陶芸専攻修了
　　　　1978年　十五代坂倉新兵衛襲名
　　　　1984年　日本工芸会正会員
　　　　2012年　日本工芸会理事
　　　　2013年　県指定無形文化財指定