砂澤ビッキは1931年、アイヌの両親のもとに旭川に生まれました。22歳の時に木彫を始め、同時期に鎌倉で澁澤龍彦らと交流。モダンアート協会に所属し、読売アンデパンダン展などにも出展。28歳の時に旭川に戻り、北海道と東京を中心に多くの展覧会に参加。1978年には音威子府に移住。北海道を中心に屋外彫刻も多数手がけました。


1931年　旭川市生まれ
1948年　北海道立農業講習所（現・北海道立農業大学校）卒業
1953年　阿寒湖畔に滞在し、土産物の木彫に従事
1955年　第五回モダンアート協会展（東京都美術館）絵画『考える人』初入選
1956年　第六回モダンアート協会展に彫刻『後進民族』を出品、彫刻に転向
1979年　第一回「樹を語り」作品展（音威子府中央公民館、以後1988年まで毎年開催）に出品
1980年　音威子府駅前の『オトイネップタワー』を制作
1981年　北海道大学中川地方演習林事務所前に演習林タワー『思考の鳥』を設置
1986年　木の六人展（北海道立近代美術館）に出品
1988年　「一木多触」展（東京：INAXギャラリー）
1989年　逝去