コラム
「人間国宝の色絵磁器」2016/08/26
色絵磁器は、透明な釉薬をかけて本焼した上に絵の具で模様を描き、約800度の低い温度で焼き付けたものを広く総称したものです。
伝統的な上絵の具は「鉄」「銅」「マンガン」「コバルト」などの金属酸化物と「白玉」と呼ばれる溶媒剤とで調整されます。
この様な上絵のみによって彩られたものを錦手、下絵付けによる染付と併用される場合は染錦と呼ばれます。
さらにその上に金・銀彩を加えたものは金襴手と呼ばれ、艶やかで豪華絢爛なその姿は、色絵が広まった江戸中期から今も変わらず人々を魅了し続けています。
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